ズル休みと、不登校のおもひで。

こんにちは。圭香です!今日も元気です(^^)

先日、末っ子が学校に行きたくなかったのか、「お腹が痛い」「なんだか頭が重い」とふにゃふにゃ暗い顔をして起きてきました。

体温は37.0度。普段から平熱高めの子なので、風邪でもなさそう。

でも、頭が痛かったら、学校に行っても早退になるよな、、、早退になったらお迎えに行かなきゃいけない。今日は用事があってお迎えに行けない。。

うーん、うーん。

悩む私を末っ子が横から見ている。うーん。

ちらっと顔を見ると、「頭が痛いの」と小さな声で、力なく呟く。

うーん、頭が痛いんだったら、休むか!よし、仕方ない。学校に連絡するぞっ!

末っ子、ニヤリ。(笑)

しばらくして、元気にボールで遊びだす。

あれっ、元気じゃん!学校行けー!

「あっ、頭が、、、痛い・・んだった・・・」動きが止まる。(笑)

なんだよー、ズル休みじゃねえか!(笑)

末っ子、てへぺろ!!

仕方ないなあ。まったくー。

そんな私と末っ子とのやりとりを見た上の子ふたりが、ズル休みー!ずるいずるい!と大騒ぎ。

そして、ボソッと一言「お母さんの不登校の血が流れてるから仕方ないんじゃね?」(爆)

そうなんですよね、この私、小学校5年生から中学校1年生まで、ほとんど学校に行きませんでしたーー。

行きませんでしたというか、行けませんでした、というか。

親に無理やり車に乗せられて学校に引きずり下ろされたりもしましたが、意地でも行きませんでしたー。

毎朝、校長先生が電話をかけてきてくれましたが、電話がかかって来る時間帯に受話器を持ち上げて、電話が取れないようにしてましたー。

普段学校に行かないのに、修学旅行だけは行きましたー。

学校に行っていない間、時間がたくさんあるので、本を読んだり、ゲームボーイでひたすら桃鉄をやったりしてましたー。

テレビもひたすら見ていたので、やたらと詳しかったです。

学校は、行きたくなかったけど、行っていない自分はダメだとも思っていました。

しかも、家にお客さんとかが来ると、「あれ?学校は?」と必ず聞かれるし、田舎だったので近所の人からも後ろ指さされてました。

なんで不登校になったのか。

自分でもよくわからないんですが。。

家庭の事情で、両親がおらず、母方の祖父母の養子として育ったので、「普通の」家族を知りませんでした。

私が物心ついたときには、祖父(お父さん)は定年を迎えていたので、お父さんが仕事から帰って来るという当たり前を知りませんでした。

お父さんがお給料を稼いでくるということも、知りませんでした。

他の子と違う、という引け目みたいなものが、大いにありました。

しかも、親がいないということで、自分自身がいじけていたのも関係していたと思います。

もともと根暗で神経質だったので、友達ともうまく喋れませんでした。

対人恐怖症みたいな状態だったかなと思います。

中学校1年にもなると、親や先生や親戚や近所の人や、周りの人たちがあの手この手で学校に行かせようとして、児童相談所とか、カウンセリングとか、箱庭療法とか、登山とか、県立こども病院の精神科とか、いろんなところに連れていかれました。今となれば良い経験です!(笑)

結局、中学2年生になるときに、近所の人が「いい学校があるから行ってみないか」と高知県の学校を紹介してくれて、不登校状態から抜け出すことに成功しました!

「自分はこのままでは腐って死んでしまう」

「なんとかしないと大人になる前に自殺することになる」

「チャンスは今しかない」

という気持ちが自分の中で湧き上がり、周りのサポートもあり、社会に出ることに成功しました。

人生、どん底まで落ちると、後は上がるだけ。

今悩んでいる人もいるかと思いますが、行くところまで行ってみるのも一つの手かなと思ったりします。

周りが必死でどうにかしようとしてくれている、その気持ちは本人も痛いほど感じています。

その気持ちが本人の行動を後押ししてくれる日が来ると思います。

私の体験談が誰かの役に立てば嬉しいなと思うけど、こんな人もいるよってことで、不登校でもちゃんと仕事につけるし、結婚もできたので、安心してくださいと伝えたい。

大丈夫さ〜。

圭香

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